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高森明勅
2021.4.1 16:00皇統問題

「女性自身」にコメント

先日、「女性自身」編集部から取材を受けた。
同誌からの取材は初めて。
女性誌は、これまで主に「女性セブン」に関わって来た。

今回、退位特例法の附帯決議に応える為の有識者会議が
設けられたことについて。
4月6日号にコメントが載った。
僅か2ページながら巻頭の記事。
私のコメントは以下の通り。

「政府はすでに、水面下で専門家へのヒアリングを
終えているとみられます。
昨年11月には『皇女』プランが検討されていると
報じられました。
しかし、この小手先の案は大きな反発を呼びました。
野党からだけでなく、国会の取りまとめ役の大島理森衆院議長からも
くぎを刺されてしまったのです。
これにより、政府は女性宮家はもとより、皇位の安定継承についても
議題に上げなければならなくなったといえます。
国会議員にとって、皇位の安定継承は論じることが難しいテーマですが、
間違いなく喫緊の課題です。
これまで先延ばしにしてきた問題にしっかりと向き合えるか、
国会の見識が問われます」

同記事で、名前を出しているのは、私の他は、元最高裁判事で
小泉内閣の有識者会議で座長代理を務められた園部逸夫氏だけ。
私が取材に答える中で、週刊誌による小室圭氏への「集団リンチ」的な
バッシングにクレームをつけると、相手はかなり恐縮していた。

掲載誌を見ると、同記事の次が小室氏を取り上げた
奇妙なタイトルの記事。
やれやれ。

なお、有識者会議の発足が報道された直後、ある国会議員の方から
お電話を戴き、私の見通しを尋ねられた。
直接、お話しするのは久しぶりだったが、
退位特例法の附帯決議の文案を詰める際に、最前線で
尽力された方だ。
今後、大切な役割を担って戴くことになるかも知れない。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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